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【世事関心】中国共産党による臓器狩りを暴く――臓器狩りの調査報告書 パート2

2010年11月24日

【新唐人2010年11月25日】マタス氏とキルガー氏は、世界各地でこの臓器狩り問題を調査し、証拠を収集。さらに、中国問題専門家・ のイーサン・ガットマン氏とガットマン氏の助手、リーサイ レミッシュ氏の独立調査チームも調査をはじめました。

2007年夏から1年半の間に、2人は世界各地をめぐり、刑務所から出てこられた法輪功学習者や刑務所職員、政府官僚などの関係者に調査を実施。ヨーロッパから北アメリカ、アジア、オーストラリアにまで足を運び、法輪功弾圧の直接的な資料や120余りの詳しい証言も得ました。
 
2人の調査結果は、法輪功学習者の臓器狩りという事実を裏付けました。イーサン・ガットマン氏は、調査結果について、アメリカの雑誌「ウィークリー・スタンダード」に発表したほか、本も出版。中には、マタス氏の証人、ラニーさんの言い分を裏付ける証言も少なくありません。
 
リーサイ レミッシュ氏
「バンコクで私が取材したのは『于新会』という方です。彼は広州の刑務所に6年いました。刑務所内では常識だそうですが、臓器が必要な人が現れると、例えば官僚や資産家、すると刑務所から人が連行されます。だから、刑務所の脅し文句は『大人しくしないとお前の臓器を売るぞ』」
 
法輪功学習者 于新会さん
「実はこれは刑務所内の常識です。死んでしまえば、たとえまだ死んでいなくても、臓器が奪われてしまいます」 
 
于新会(うしんかい)さんは、刑務所で身体検査を3回受けました。最後は、2005年の3月でした。また刑務所内には、確かにある名簿が存在します。毎年、必ず1回、名簿上の人が連れて行かれますが、彼らは2度と戻ってくることはありません。
 
リーサイ レミッシュ氏
「毎年1回大きな車が来て、刑務所をぐるりと回ります。そして建物の外に止まると、警官が名簿を手に建物に入ります。彼らはまた別の建物に入って、名簿の人物を確認すると、靴と上着を持たせて連れて行きます。他は何も持たせません。さらに対象者を探します。
 
これは恐ろしい過程です。誰が連れて行かれるか、なぜ連れて行かれるか分かりませんから、彼らは対象者を集めて車に放り込みます。2~3台または4台のバスです。深夜、対象者を押し込めて、去っていきますが、彼らの消息は永遠に途絶えます」
 
于新会(うしんかい)さんはグーグルマップで、法輪功学習者などを連れて行った車の停車位置を指差しました。2人が調査をした証人15人は、于さんと同じく身体検査と血液検査を強要されました。
 
リーサイ レミッシュ氏
「胸部・腹部のレントゲン検査、肝臓と腎臓の超音波検査、さらに多くの血液検査を強要されます。血液サンプルを8つの試験官に入れて、臓器の適合性を見ます。まず、病気の有無、臓器を害する病気の有無、ドナーと受け手の臓器の適合性、尿検査もします。腎機能をみるためです。つまり、臓器機能の検査ばかりをします。でも基本的な反射機能、膝の反射などはみません。通常の婦人科の検査もなく、通常の身体検査の項目はやりません」
 
残酷極まりない拷問の一方で、奇妙な身体検査の数々。これらに法輪功学習者は戸惑いを隠せません。もっとおかしいのは、検査を行う医者は本当のけが人は治療せず、健康な人にだけ興味を持つ点です。
 
リーサイ レミッシュ氏
「例えば、馬三家(強制収容所)女性は馬三家に着くと、敷地内の病院で検査を受けさせられます。拷問で立てない人は担架で運ばれてきます。つまり収容所などで殴られた人だと、医者は手を振り、彼女らは連れて行かれます。ただ拷問で病気になった場合、医者は全く興味を持ちません。ほしいのは若くて健康な人です。健康な人ほど、詳しい検査をさせます。何度も血液検査と尿検査をします、臓器の利用法を決めるためです」
 

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